豆腐や納豆だけでタンパク質は本当に足りている?私は大丈夫と思った方こそ「必読」です。

こんにちは。

Master Mindパーソナルトレーナーの栗原です。

今日は食事カウンセリング時によくご質問頂く「タンパク質の量や種類」について少し考えて行きたいと思います。

 

あなたに必要なタンパク質の量

 

まず、タンパク質の一日の摂取量は殆どの方は足りていません。

 

では、一体どれくらいの量が必要になってくるのでしょうか?

 

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1日に必要なタンパク質量

 

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※樋口満編著『新版コンディショニングのスポーツ栄養学』より

 

という具合になります。

 

これで計算すると、体重50kgの普段運動をしないOLの方は、【50×0.8=40g】となり、体重50kgでボディメイクの為のトレーニングをしている方は、【50×1.7=85g】が一日に必要な目安量となります。

 

上記の例でいうと、分かり易く少々極端な例を挙げますが、非トレーニング時は一日に、納豆だと約5パック豆腐だと約6丁牛肉だと約200gが毎日必要トレーニング時だとおよそその倍なので、納豆だと約10パック豆腐だと約13丁牛肉だと約400gとなります。(※体重が増加すればそれだけ単純に必要量は増加傾向になります。)

 

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毎日これだけの量は必要になってくるのですが、あなたはしっかりこれだけの量を摂れているでしょうか?摂れているという思い込みだったでしょうか?身体を変化させる為には、正確な数値の把握も時には必要になりますのでぜひ参考にしてみて下さい。

 

このように、同じ体重においてもどういった目的を持って過しているのかによって必要なタンパク質の量は変動するという事を第一に知っておきましょう。特にトレーニングをされている方々は、漠然と食事やプロテイン等を取るのではなく、しっかりと必要量を計算して摂取する事が大切です。

 

食品に含まれるタンパク質含有量

 

必要量がわかったところで、じゃあどの食品にどれくらいのタンパク質が入っているのか?お分かりでしょうか?

Master Mindでの食事カウンセリングでも非常に多くの方が全く意識していないところですが、ボディメイクやダイエットでは非常に重要度が高いので是非よく食べている食品をチェックしてみてください。

 

食品別タンパク質含有量一覧 ※100gあたりの含有量(g)

ゼラチン 87.6 きな粉 35.5 キャビア 26.2 くじら(赤肉) 24.1 ゆば(生) 21.8
ふかひれ 83.9 だいず(乾) 35.3 いわし(焼) 25.8 いか(焼) 24.1 牛もも肉(輸入) 21.2
かつおぶし77.1 いわし(丸干) 32.8 かつお(春) 25.8 たらこ(生) 24.0 鶏ひき肉 20.9
たたみいわし 75.1 いくら 32.6 スモークサーモン 25.7 生ハム(促成) 24.0 牛ひれ肉(輸入) 20.5
するめ 69.2 すじこ 30.5 生ハム(長期熟成) 25.7 鴨 23.6 豚もも肉 20.5
煮干し 64.5 牛肉(腱) 28.3 かつお(秋) 25.0 かます(焼) 23.3 豚レバー 20.4
ビーフジャーキー 54.8 たらこ(焼) 28.3 さんま(焼き) 24.9 たい(焼) 23.1 納豆 16.5
高野豆腐(乾) 49.4 あじ(焼) 27.5 あじ(干物/焼) 24.6 しらす干し(微乾燥) 23.1 ゆで卵12,9
焼きのり 41.4 あゆ(天然/焼) 26.6 牛肉(ミノ) 24.5 鶏ささみ 23.0 豆腐(木綿) 6.6
しらす干し(半乾燥) 40.5 ほんまぐろ/赤身 26.4 まぐろ(きはだ) 24.3 うなぎ(かば焼) 23.0 豆乳 3.6

 

 

・・・etc

 

上記のように羅列しましたが、gあたりでいうと肉や豆腐、納豆などはそこまで高い含有率では無い事がわかります。

逆に、鰹節やシラス、するめ、ジャーキー、高野豆腐、きな粉、イワシ、煮干し、フカヒレ、焼き海苔などは含有率が非常に高い物が多いのです。肉や魚類は約20g前後の含有量ですのでそこまで低くはありませんが、納豆や豆腐は非常に低いのが現実です。

 

引き算ではなく足し算で

上記の通り、豆腐や納豆などはタンパク質の含有量が低いです。

 

しかし、納豆や豆腐は日常的には食べ易い食材ですので、一工夫してタンパク質の摂取量を底上げしたいところです。

 

簡単にできる事は、納豆や豆腐にシラスや鰹節、焼き海苔などのタンパク質含有量の多い食材をプラスして取る事。これらは付け合わせや軽くご飯にプラスしやすい食材でもあるので、習慣づけば手軽にタンパク質の摂取量を底上げしてくれる物になります。

 

また、プロテインなどでカロリーを比較的抑えてタンパク質の摂取量を増やすという方法も有効です。ただし、プロテインなどのサプリメントは品質によって善し悪しがかなりありますのでよく調べたり専門家に聞いたり等して信用できるメーカーの物を摂る事をおすすめします。特にアスリートの場合は含有成分がドーピングに接触する事例等も多数ありますので注意が必要です。(サプリメントなどに関してはまた別途記事を書く予定です。)

 

まとめ

ダイエットやボディメイク時にはタンパク質だけでなく、代謝に必要な栄養素の必要量も高まりますので、引き算思考だけでなく、賢い足し算思考も非常に大切になってきます。

 

漠然と食材を選ぶのではなくしっかりとした根拠に基づいて食材食品を選ぶ事もぜひ検討してみてください。日々の積み重ねが健康で美しい身体を作る事に直結します。

 

Master Mindでも、足し算や栄養素の相互補完機能などに着目した栄養指導をしております。また、あなたのライフスタイルに適した食事の摂り方はどのようなものなのか?といった所もご一緒に考えてアドバイスさせて頂いております。ダイエットやボディメイクからアレルギー、冷え性、むくみ、慢性疲労等の体質改善までご相談可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせ、ご体験ください。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

日本大学文理学部体育学科卒。都内目黒にて完全個室・完全予約制・少人数会員制スタジオであるTraining-studio“Master Mind”を経営。 大学在学中よりパーソナルトレーナーとして大手スポーツクラブにて活動を開始し1年後独立。一般のクライアントから、モデル、女優、医師、野球選手、自転車選手、格闘技選手等の各業界の専門家やトップアスリートまで幅広いクライアントへコンディショニングとストレングストレーニングを指導。特に骨格調整技術や機能不全部位(動作)の改善能力には多くのクライアントより絶大な信頼を受ける。その指導を受けに他県から足繁く通うクライアントも多数。 スタジオ運営の他、【コンディショニングスキル(手技含) × ストレングストレーニング指導】の相互関係の重要性にフォーカスし、包括的に身体や動作を捉える指導をしていくセミナーや実力派トレーナー養成講習も精力的に行っている。